小説家、山本一力の描く深川の江戸情緒が好きなこともあり、門前仲町(東京)はよく訪れます。
深川不動堂は、千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院、古くから「深川のお不動様」と親しまれてきました。元禄16年に成田山の御本尊を江戸に奉持し、特別拝観したことから始まったそうです。この御尊像は弘法大師自らが敬刻開眼され、現在、深川不動堂で奉祀する御本尊はその御分霊を勧請したものです。
カッと眼を見開いた不動明王の眼をじっと見据えてお願い事をするといいよと、門前仲町在住の会社先輩Kさんに教えられました。
不動明王が描かれた絵馬に渾身のお願い事を記しました。
深川不動尊の隣にあるのが、江戸三大祭りの一つ「深川八幡祭り」で有名な冨岡八幡宮。寛永4年(1627年)、当時は永代島と呼ばれていた現在地に創建されました。「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集める「江戸最大の八幡様」です。
しばらく境内で過ごすと、薄暮となり、静かな時間に心が落ち着きます。
友人のFさんと冨岡八幡宮で待ち合わせ。Fさんが参拝せずにお店に行こうとするので、願い事はあるだろう?と聞くと、Fさんは慌てて、頭を垂れていました。
参拝後、Fさんと向かったのは、お好み焼き・もんじゃの「帆風」。会社のK先輩のお薦めの店です。中でも私のお気に入りのつまみは、イワシきゅうり。お酒に合う絶品です。
牛すじブタ玉、ジャガカレーチーズのお好み焼き、深川シソのもんじゃ焼きで、一人お会計五千円足らずで、お腹がはち切れそうになりました。