願いが叶う旅と本とグルメの開運ブログ(開運の神社飯)

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開運本「猫のお告げは樹の下で」

神社を舞台にした小説や、開運に関する本の書評を書いていきたいと思います。第一弾は、とある神社を舞台にしたミクジという名の猫が主人公。

 

私は犬派か猫派かと聞かれれば、どちらかというと猫派かもしれない。若い頃、「ムツゴロウと愉快な仲間たち」という番組のAD時代、ネロというチベタンマスティフの猛犬にさんざん噛まれたことがトラウマになっているからかもしれない。あるいは、距離を保ち、気が向いた時にだけ擦り寄ってくる猫との距離感が肌に合うのかもしれない。
「猫のお告げは樹の下で」(青山美智子 作)は、悩みを抱えた人間がとある神社で偶然出会った猫との物語。その神社の宮司さんによると、お尻に星のマークがある白黒の猫はミクジと呼ばれ、境内にあるタラヨウの樹の葉にお告げの言葉を書き、悩める人を導くという。例えば「タネマキ」や「マンナカ」。ミクジから、お告げの葉をもらった人は、もがきながらも、自分にふさわしい生き方や幸せに気づく。神社を舞台に不思議な猫が悩める人に気づきをそっと与えるハートフルな短編集。 

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